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【感想】描きながら考える力 ~The Doodle Revolution

描きながら考える力 ?The Doodle Revolution

描きながら考える力 ?The Doodle Revolution

この本ではビジュアル言語を勧めています。

ビジュアル言語を多用することのメリットには賛成なので、さっそく仕事にも取り入れています。

物事を理解したり情報を共有するにはビジュアル表現を使うのが効果的なはずなのですが、多くの人は「わたしには絵が描けないから」と言ってしり込みしてしまいます。

 

何のことは無いのですが、余白に書いていた「ラクガキ」が実はクリエイティビティやモノゴトの本質的な理解にとって大変な意味を持っていたということがよく分かります。

考えてみれば、あのスティーブ・ジョブズも、ビル・ゲイツも、アル・ゴアも、アインシュタインも、ニコラ・テスラも皆、落書きを何らかの形で行い、そして結果を残してきています。

落書きは脳の使っていないスペースを活用し、創造力と学習の促進、リラックスや可能性を導き出してくれます。

 

 また、著者のサニー・ブラウンが提唱する「インフォドゥードゥル」という新たな概念は必見です。

しかし、「グループ・インフォドゥードル」の実現は、少しハードルが高い気がします。

ビジネスマンだけでなく、何かを生み出そうとする全ての人にとって、かなり有用な本だと思います。

ミーティングをファシリテーションするときにも活用させてもらい、とてもお世話になっています。

なお、TEDでは100万再生を超える反響となっています。

 

www.ted.com

 

描きながら考える力 ?The Doodle Revolution

描きながら考える力 ?The Doodle Revolution

【感想】亡霊星域 〈叛逆航路三部作〉 (創元SF文庫)

亡霊星域 〈叛逆航路三部作〉 (創元SF文庫)

亡霊星域 〈叛逆航路三部作〉 (創元SF文庫)

三部作の第二部。

面白いのは帝国の民は貧民であっても惑星の上に漂うステーション内部に人口の自然環境を作って住んでいる事。

しかし、残念なことに前作がおもしろかっただけに、ややトーンダウンという感じを受けます。

娯楽性に欠け、今回は惑星内での室内劇という感じです。

ブレクの全方向視点やヴェンダーという概念も前作で慣れてしまっているので。

ブレクの仲間として、セイヴァーデン、ティワルワットが揃い、いよいよ最終巻へということで、次回の展開に期待しようと思います。 

 

亡霊星域 〈叛逆航路三部作〉 (創元SF文庫)

亡霊星域 〈叛逆航路三部作〉 (創元SF文庫)

【感想】K(ケイ) (アクションコミックス)

そこには一人の人間としての「K」が描かれている。 命の大切さ、生きる勇気を与えてもらった気がする。

同一主人公(通称K)の幾つかの短編で構成されています。

山を描いた本にはいつも感服させられる。 帯の惹句アルペン・ロマンの最高峰‼︎)に間違いはありません。

 雪嵐で気温がマイナス170℃になるという描写まであるが、これじゃ空気が凍ってしまう。 自然の前では人間はちっぽけで、驕りは一蹴されてしまう。 高山の過酷さは伝わります。

【感想】子猫がわたしにくれたもの 保護した猫は要介護!?

読んでいて、とても切なくなるお話しではありますが、世の中にはこんなに優しい人達がいるなんて、なんだか心が温かい気分でした。

子ども達にも小さな命の重みを是非感じてほしいです。

可愛らしい絵柄でスルリと読み始められるが、内容はノンフィクションだけにかなり重い...

しかし、その重さを感じさせず、楽しくページをめくれる事に脱帽な一冊となっている。

ペットを飼っていた人なら、色々思い出し目頭が熱くなるシーンやクスリと笑って癒されるシーンも沢山あり、途中から主人公にかなり感情移入してしまいました。

読み返す度に泣いてしまいます。

読んでいて辛くなる事があるであろう内容ですが、それ以上に優しさと温かみ包まれる不思議な一冊です。

デネブちゃんの、ちょっとおとぼけなキャラクターにも癒されます。

せつない内容の中にも心が暖まるシーンもあって、愛猫との時間をもっと大切にしたくなるようなお勧めです。

最後は悲しい結果になってしまったが、たくさんの優しさに溢れる本だった。 猫好きじゃなくても楽しく読めると思います。